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男性ホルモンの「テストステロン」と長寿の関係

男性ホルモンの1つに「テストステロン」というものがあります。男らしい体つきを作り、闘争心や瞬発力を生み出すほか、生殖活動にも深く関わる大切なホルモンですが、「テストステロン値の高い男性は長生きしやすい」という研究結果が出ています。

◆男性更年期が寿命を縮める!?

テストステロンと長寿の関係については、今もまだ研究段階にあるのですが、現在の時点でも「テストステロン値の高い人ほど長生きしやすい」という傾向が見られるようです。

たとえばアメリカで、テストステロン値の低い男性に対してホルモン補充療法をおこなった1,000を越える症例を研究したところ、補充療法を受けた男性は、受けなかった男性よりも明らかに生存期間が長いことが分かったそうです。

テストステロンは30代ごろから徐々に減り始めますが、40代、50代になると明らかに血中のテストステロン値が下がることで「男性更年期」に突入する人たちがいます。更年期は女性だけのものではないのです。
すると、のぼせやほてり、抑うつ症状やイライラ感といった、女性の更年期と同じ症状に悩まされるようになります。また男性特有の症状としては、ED(勃起機能障害)もあります。

要は、それらを我慢して過ごすよりも、テストステロン補充療法を受けたほうが寿命は伸びる可能性がある、ということなのです。

日本はアメリカと比べると、どうしてもホルモン療法には遅れをとっているのですが、近年では一部の泌尿器科や、男性専門のクリニックで注射による補充を受けられるようになりました。 まずは血中のテストステロンレベルを測定する必要がありますので、気になる方はぜひ受けてみてはいかがでしょうか?

◆テストステロン補充によるメリットとは?

テストステロン値の低い人にホルモン補充療法をおこなうと、さまざまなメリットがあることは広く知られています。

たとえば筋肉量や骨量の増加です。これは男性ホルモンの作用を考えれば自然なものといえるでしょう。さらに糖や脂質代謝を改善する作用もありますので、生活習慣病の予防にもつながるといえます。
そして血管を拡張させる効果もあることから、心臓病や勃起障害も改善できるほか、認知症の前触れである「もの忘れ」にも有効であると指摘されています。

ちなみに逆からいって、バイアグラなどのED治療薬を継続使用することでもテストステロンを活性化させるのではないか、との説もあります。また性欲減退やED症状の深刻な男性には、テストステロン補充療法とともにバイアグラなどの処方もあわせておこなってくれるクリニックがありますので、ぜひ相談してみましょう。

古今東西で言われてきたように、やはり男性の長寿と性には深い関わりがあるのかもしれませんね。

■参考URL:http://www.mobara.jp/nisimori/2/newpage94.index.html

       http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=72689