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平均寿命ランキング上位常連県、島根県の長寿のひみつ

2013年に発表された「都道府県別・平均寿命ランキング」を見ると、長野県に次いで女性の2位に上がっているのが「島根県」です。島根はもともと平均寿命ランキング上位の常連県で、100歳以上の人口の多さでは全国1位となっています。

県全体の人口としては、47都道府県中、鳥取県に次いで2番目に少ないにもかかわらず、なぜご長寿の人数は多いのでしょうか?

◆海の幸と山の幸に恵まれた県

島根県は、実は日本酒の消費量が全国一多い県であり、一見すると健康に対する意識は高くないように思われます。しかし100歳以上のお年寄りが多い県として、昔から沖縄や鹿児島、熊本、高知といった日本西部の海に面した県が多く、島根県もその1つなのです。

それは食糧が不足していた時代、海産物が貴重な栄養源だったからだと考えられています。つまり島根のお年寄りたちは、若いころからタンパク質の豊富な食事をしていたのです。

さらに島根は全体的に山がちな県ですので、キノコや山菜などの「山の幸」にも恵まれています。またイノシシやシカといった山の動物たちの肉も食べられてきました。特にイノシシの肉は、島根の名産となっています。

また宍道湖ではシジミのほか、スズキやウナギ、白魚などの魚介類が年中採れます。つまり、色々な食材にバランスよく恵まれた土地といえるのです。

◆助け合いの風土と、がんに対する取り組み

さらに島根県の人たちは、大らかな性格の人が多いといわれています。厳密には、出雲と石見のほうでは気質が異なるようですが、全体的には穏やかで人情深いようです。
総務省の実施する「社会生活基本調査」においても、ボランティア活動の行動者率は、以前から全国の中でも高い水準にあります。

また近所づきあいも深く、それだけに閉鎖的ともいわれることがありますが、地域で互いに助け合いながら生きていくことは寿命とも関連しているのではないでしょうか。実際、都会のお年寄りほど平均寿命が短いのです。

さらに島根県は、がんに対する取り組みが全国の中でも非常に活発なことで知られています。「がん予防の推進」と「がん医療水準の向上」、そして「患者支援」を3本柱とした「がん対策」を進めており、検診の呼びかけや、患者さんの声をすみやかに医療に反映するこころみなどがおこなわれています。
また2007年から「がん対策基金」を立ち上げ、県民や企業から募ったお金で、がんの治療のための高度な医療機器を整備することにも力を入れています。

日本人の死亡原因第1位である「がん」に対する取り組みも、島根県の平均寿命の伸びを後押ししているのかもしれませんね。

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