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63歳から庭園事業をはじめた紫竹昭代さん

◆十勝の人気ガーデンの名物オーナーは87歳

十勝にある15,000坪の紫竹ガーデンは、「150mの宿根ボーダーガーデン」「クレマチスの小径」白い花を集めた「ホワイトガーデン」など、テーマの異なる十数種類の庭園が楽しめる場所として地元の人や観光客に人気があり、年間約10万人が訪れるそうです。

その紫竹ガーデンの名物オーナーが紫竹昭代さんです。大きな麦わら帽子がトレードマークの彼女は現在87歳。いまも元気にお花の手入れをし、訪れるお客さんとの会話を楽しむ素敵な女性です。その姿は彼女が作るお花畑のイメージとぴったり重なり、年齢を感じさせない少女のような雰囲気を醸し出しています。

◆庭園造りを始めたのは63歳の時

彼女が庭園を造ろうと思ったのはいまから24年前の63歳の時。健康に恵まれていた彼女は、平均寿命からいくと、自分にはあと25年ほど時間があるだろうと考えました。
そして、自分の心に「これからどう生きていきたいか」を問いかけたといいます。そこで出た答えが「子供のころに遊んだ野の花が咲くお花畑をつくりたい」という夢でした。
そしてほどなく十勝に15,000坪の土地を購入しました。ほとんど何もない野原でしたが、自ら樹を植え、ガーデンを作り始めました。「紫竹ガーデン」の一部は現在森のようになっていますが、すべての樹木は昭代さんが自分で植えたものだそうです。

昭代さんはガーデンの手入れをしながら、時間がある限り訪れた人にガーデンを案内しています。彼女の話を聞いていると、本当にお花が大好きなことが伝わってきます。やさしくてふんわりとした雰囲気にお客さんも癒されるのです。

◆海外からのお客さんが増え英語も勉強

紫竹ガーデンには台湾やシンガポール、韓国などアジア各国からもお客さんが訪れるようになりました。人と触れ合うことが大好きな昭代さんは、少しだけと言っていますが英語を勉強して外国のお客さんとも会話を楽しんでいるそうです。いくつになっても好奇心を失わないことが元気の秘訣なのかもしれません。

60歳を過ぎてから大きなことをやろうと思う人は少ないかもしれません。しかし、現代の60代はまだまだ若く、やろうと思えばいろいろなことができる年代なのだと思います。実際に昭代さんは、87歳の現在でも現役で働き続けています。
ガーデンの仕事は重労働です。かがんで行う作業も多いので足腰が丈夫でなければできないでしょう。
好きなことをやっている人のパワーというものはすごいものだと思わずにはおれません。
彼女を見ているとこんな風に年を重ねることができたらいいなと素直に思えます。