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セックス頻度の高い人は認知症になりにくい!?

◆セックスは脳の神経細胞によい影響を与えます

定期的なセックスにより脳が活性化されることが最近の調査で明らかになりました。
イタリアのバヴィア大学の調査では「最近恋愛を始めた人」「長く恋愛を継続させている人」「恋人のいない人」の3つのグループに分けてその血液を採取します。血液を比較したところ「最近恋愛を始めた人」のグループが脳の神経成長のレベルが一番高いことが分かりました。
「最近恋愛を始めたグループ」と他の2グループとの違いを考えた場合、他のグループよりセックスの頻度が高いことが原因ではないかと推測されています。

アメリカのプリンストン大学のラットによる研究では、その推測が実証されています。
まず、ラットを2週間毎日セックスするグループと、2週間に1回とセックスを制限したグループに分けます。すると毎日セックスしたグループのラットは神経細胞がより成長し、ストレスホルモンの値も低いという結果が出ました。

◆認知症予防にセックスが貢献

過去の研究結果からも、セックスは脳の中で記憶と学習をつかさどる「海馬」の細胞の成長を促すという結果が発表されています。性の健康を専門としているイギリスのゴーシュ教授はセックスは脳の血流を増加させるため、「日頃からセックスをしている高齢者は認知症になりにくい」と説いています。

◆日本はセックス貧困国!?

日本では高齢者も積極的にセックスをしましょうという空気があまりないようです。貝原益軒の養生訓などを読むと20歳で4日に1回、30歳で8日に1回、40歳で16日に1回50歳で20日に1回、60歳以上は基本的に射精をしない方がよいなどと書いてあります。健康によろしくないというのが理由のようですが、ほんとうでしょうか?

日本は年齢に関係なくセックスの回数が少ない国です。世界の調査で毎年最下位にランキングされています。それではセックス頻度の高い国の男性の平均寿命を見てみましょう。セックス頻度世界5位のイタリア、8位のスイスは日本男性よりも平均寿命が長いという結果が出ています。この結果を見る限りでは、セックスは健康に悪くない、むしろ脳の血流が増えてよいことが多いといえそうです。ただし、お医者様に止められている方は例外ですが。

「もうあっちの方が弱くなってできそうにない」という方にも今はバイアグラなどのよい治療薬が開発されています。医師に処方された薬であれば安全に利用することができます。

欧米では60歳以上の方たちもセックスを積極的に楽しんでいます。日本ももっと高齢期の性を楽しんで、セックスで心も体も、脳も活性化させていきたいものです。