HOME < 寿命に関する雑学 < 長寿遺伝子のスイッチをON!

長寿遺伝子のスイッチをONにして長生きしよう!

長寿遺伝子のスイッチをONにして長生きしよう!
長生きと遺伝子に関わりがあることが、年々分かっています。

特に「長寿遺伝子」として有名なのが、2000年にマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ博士が発見した「サーチュイン遺伝子」です。

これは細胞分裂を促進したり、栄養の吸収を良くしたりと、動物の老化を防止する親分のような遺伝子だと考えられています。

特定の人ではなく、すべての動物が誰でも持っているのですが、普段はスイッチが切られた状態で作動していないといわれます。

◆長寿遺伝子は「命の回数券」を節約する!?

「命の回数券」を節約する!?
すべての動物が健康的に生きるためには、つねに細胞分裂をおこなう必要があります。

私たちヒトの体は、およそ60兆個の細胞でできていますが、そのうち約6,000億もの細胞が毎日死んでいます。髪の毛や爪は死んだ細胞の集まりですし、皮膚から垢として出るものもあります。

しかし細胞は死ぬ前に、みずからのコピーを作ります。これが細胞分裂で、つまり1日で6,000億回もおこなわれていることになるのです。
そうして日々、私たちの体は自分でも知らないうちに生まれ変わっているといえます。

ただし細胞分裂できる回数は、細胞の染色体の末端にある「テロメアDNA」の長さによって決められています。細胞分裂するごとに少しずつ短くなっていき、やがて分裂ができなくなってしまうのです。
このようなことからテロメアDNAは「命の回数券」とも呼ばれています。

ところが、長寿遺伝子のスイッチがONになると、テロメアDNAを守る作用がはたらいて、結果的に永く細胞分裂ができるようになるのです。

◆「腹八分目」で長寿遺伝子をON!

長寿遺伝子の研究によれば、スイッチがONになるのは「その個体が飢餓状態になった時」です。たとえばマウスによる実験では、必要最低限のカロリーを与えた個体と、特に制限しなかった個体では、長寿遺伝子の活性具合がまるで違っていたといいます。

カロリーをセーブしたマウスでは、毛もつやつやとしており、老化が少なく、もちろん肥満にもなりませんでした。

またブドウなどに含まれるポリフェノールの1種、「レスベラトロール」にも、長寿遺伝子を活性化させる作用が認められています。ただし赤ワインなら1日に1,000本も飲まなくてはいけないとのことですので、今のところ実用的ではなさそうです。

つまり、私たちが眠れる長寿遺伝子を目覚めさせるには、食事を制限するのがもっとも確実だといえるでしょう。目安は「腹7~8分目」だといわれています。もちろん制限しすぎると逆効果ですので、あくまで必要な栄養素はとりながらカロリーを控えめにすることが大切です。

先進国では栄養状態がいい一方、生活習慣病など「食べ過ぎ」による病気が深刻化しています。栄養失調も良くありませんが、おそらく「適度な飢餓感」があったほうが、生命はみずから生き永らえようとする力がはたらくのではないでしょうか?
今日からぜひ、食べ過ぎない生活をしてみてくださいね。

長寿遺伝子のスイッチをONに!→