HOME < 寿命に関する雑学 < 酒やタバコはやっぱりダメ?

長生きしたいなら、酒やタバコはやっぱりダメ?

酒やタバコはやっぱりダメ?
生活習慣病やがんなど、ありとあらゆる病気のリスク要因として指摘されているのが、飲酒とタバコです。

もっとも、お酒に関しては「ほどほど」ならOKとされていますが、タバコに至っては「百害あって一利なし」というのが定説です。

果たして、これらのものは長寿をおびやかす存在なのでしょうか?

◆酒はやっぱり「百薬の長」だった!?

酒はやっぱり「百薬の長」
あらゆる医師の主張をまとめれば、お酒はやはり「適量」ならむしろ健康にいい、ということになります。特に日本酒やワインといった醸造酒は、できあがる過程でさまざまな栄養素が含まれるのです。

たとえば赤ワインの「ポリフェノール」には、老化や動脈硬化を防ぐ抗酸化物質が含まれていますし、日本酒にも「フィチン酸」「フェルラ酸」などのポリフェノールと同じ作用をもつ成分が入っています。

さらに適量のアルコールには、善玉コレステロールを増やすはたらきもあることが分かっています。アメリカの保健科学協議会(ACSH)の研究によれば、適量のお酒を飲むグループが、もっとも心臓疾患のリスクが低いとのことです。

ただし、このような効果を上げるためにはもちろん量を厳守する必要があります。1日の目安としては、ビール大瓶1本、日本酒1合、ウイスキーはダブルで1杯、ワインは3分の1本とされています。また、できれば週に2日は「休肝日」を設けたほうが良いようです。

ただし、アルコールを分解する酵素が弱い人もいますので、お酒を飲んですぐに顔が紅くなるような人は体質に合わない可能性があるでしょう。

適正飲酒のすすめ→

◆真二つに意見が分かれる「タバコ問題」

問題はタバコです。お酒は「適量ならOK」という共通認識が広がっているのに対し、タバコに関しては賛成派も反対派もなぜか感情的に意見をぶつけ合っており、問題の根深さがうかがえます。

もちろん現代の一般的な常識としては「タバコはすべて体に悪い」というものです。発がん性物質を含むタールや、血管を収縮させるニコチンなど、どれもこれも毒ばかりだからダメ、とされています。

しかし「タバコには少なくとも一利はある!」と主張する人たちもいます。実際、長寿で知られるコーカサス地方に愛煙家が多いことや、中国の四川省に住む100歳超えの黄志寛さんがヘビースモーカーだという事実、またフランスで122歳まで生きた歴代最高ご長寿のジャンヌ・カルマンさんも喫煙者であった事実などが、彼らの持論を後押ししているようです。

また「免疫力」で有名な医学博士、安保徹さんも「タバコ容認派」の1人。「嫌煙ムードの中で喫煙者数は明らかに減っているのに、肺がんの患者数は増える一方。因果関係がつかめない」「吸い過ぎなければ、ストレス解消に役立てていい」といった趣旨のことを著書で書いています。

たしかに、ご長寿の中には愛煙家も一定数いるでしょう。しかしおそらく、それ以外の人のほうが割合としては多いであろうことも考慮に入れる必要があります。

要は、「やめたい」と思って禁煙できるならそれが1番いいけれど、あまりにストレスになってしまうのなら「気分転換程度に」吸うほうが、メンタル的にはいいのかもしれませんね。