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きんさんぎんさんの長生きの秘訣

私たちの記憶にも新しい「ご長寿アイドル」といえば、「きんさんぎんさん」で知られる、双子の成田きんさんと蟹江ぎんさんです。今やぎんさんの4姉妹が元気に90歳超えしていますが、そのお母上と叔母もまた、107歳と108歳まで元気に生きていました。 2人の長生きの秘訣に迫ってみましょう。

◆好物はフライドチキン!?

きんさんぎんさんは、ともに1892年(明治25年)8月1日生まれ。きんさんが107歳、ぎんさんが108歳で天寿をまっとうするまで、日本中の「理想のおばあさん」として人気を集めていました。

きんさんの好物は赤身魚、そしてぎんさんの好物は白身魚とフライドチキン。決して「野菜」とは答えないところが、ご長寿で有名な方々の特徴のように思えてなりません。 もっとも、きんさんのほうは何でも食べられる人で、特に好き嫌いはなかったそうです。ただし、ニンジンはちょっと苦手だったとか。

また2人とも、若いころから家の近くに川があったため、川魚を多く食べていたようです。そして、特にぎんさんは大のお茶好きで、1日に何杯も飲んでいました。日本茶には「カテキン」という抗酸化作用のある成分が含まれていますので、動脈硬化などに効果的だったと考えられています。

実際、ぎんさんの死後におこなわれた病理解剖では、動脈硬化がほとんど見られなかったことが解剖医によって明らかとなっています。

そして、夕食はかならず家族みんなで囲むこともポイントです。みんなでわいわいとその日あったことを話しながら食事を楽しむ、そんなところにも長生きの秘訣があるのかもしれません。

◆足をきたえる。くよくよしない。

2人とも、マスコミに注目されたころはきれいな白髪だったのが、しだいに染めてもいないのに黒髪になったことで有名です。また中程度の認知症だったのも、だんだん症状が改善。これもご長寿アイドルの方によく見られる現象で、やはり人との会話が増え、さまざまな場所に引っ張り出されて活躍しているうちに、脳や体が若返るのだと推測されています。

またきんさんは、「ハムストリングス強化運動」という下半身をきたえるトレーニングをおこなって、健康に磨きがかかったといわれています。 ぎんさんも「人間は足から死ぬ」と考え、毎日30分の散歩を欠かしませんでした。それは100歳になってからも同じです。

そして2人とも、「双子だったから長生きできた」という言葉を残しています。時に励まし合い、時に張り合える相手がいたことで、自然と生活にも活力が湧いたのではないでしょうか。 実際、きんさんが亡くなってからぎんさんは元気をなくし、約1年後に天国へと旅立たれています。

2人の残した名言は数多くありますが、その中に「くよくよしない」「悲しいことは考えない」「いいことも悪いことも忘れるのが長寿の秘訣」という言葉があります。 これも、ほとんどすべてのご長寿たちが口をそろえて言うことなのです。