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平均寿命90歳超え!?パキスタンの桃源郷、フンザ

以前から「世界3大長寿村」の1つに数えられているのが、パキスタンにある「フンザ」です。高山に囲まれたその素晴らしい景観は、「風の谷のナウシカ」の舞台とも噂されていたほどです(現在では否定)。 そこに生きるお年寄りたちは長寿であるのみならず、非常に若々しいことで知られています。

◆良質な水で病気知らず!?

もともとフンザは、「水」に注目されたことで知名度の上がった土地です。それは氷河の溶け出した水で、ミネラルのせいか牛乳のように濁っており、体にいいと紹介されるようになりました。 フンザの水は今でも「天然の還元水素水」として熱い注目を集め、それを再現した水やサプリメントも商品として発売されているほどです。

実際、フンザに暮らす人々は病気にかかることが少なく、お年寄りの死因も「老衰」が多いのだそうです。しかも最近まで元気に動いていたのが、眠っている間にそっと亡くなることが多いようで、日本人としてはうらやましくなってしまいますね。

そんなフンザには、過去には125歳まで生きた人もいたのだとか。おそらく正確な資料がないためにギネス登録などはされていないでしょうが、現在でも平均寿命は90歳以上だともいわれています。 それでも近年は都市部の食事が入ってきたために、以前よりも寿命が短くなっているそうです。

◆薄焼きのパンと野菜、そして果物の食生活

1920年、イギリスの博士がフンザの調査に行ったところ、山の斜面に作られた畑で元気に働いているお年寄りたちが、どう見ても50代、60代くらいにしか見えなかったことに驚いた、という逸話が残されています。 その理由を突き止めるべく、ご長寿たちの家を訪ね歩いた結果、その食生活に注目しました。

彼らの主食は「チャパティ」という薄焼きのパン、そして野菜と果物だけで、肉食はしていなかったそうです。これは当時のヨーロッパ人にしてみれば驚きだったことでしょう。 その後、マウスにフンザ食とその他の食事を与えた結果、フンザ食を食べたマウスは完全に健康な状態を保っていることが分かったようです。

実際、フンザでは家畜の肉などは、冠婚葬祭などの特別な時に少量食べるのみで、普段はパンと菜食のみとされています。また、同じく長寿村として有名なコーカサス地方と同じく、ヨーグルトが好んで飲まれているそうです。

そして農業に従事する人が多く、高齢になっても毎日体を動かすことも、いつまでも若々しく元気でいられるポイントといえるでしょう。

新鮮な野菜や果物を、なるべく手を加えずにそのまま食べることには、「酵素の補給」という確かな健康の根拠があります。もちろんお肉大好きで長生きしている人もいるのですが、やはり一般的には菜食のほうが体によさそうですね。

■参考URL:長寿の国、パキスタンのフンザ~長寿の秘訣は食べ物

        フンザ 世界最長寿といわれるフンザの老婆たち