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そもそも健康寿命って何?

平成26年度、日本人の平均寿命は男性80.50歳、女性86.83歳といずれも過去最高となりました。世界的に見てもそれぞれ3位、1位と、日本は立派な「長寿国」として認識されています。
しかし、実際に健康で元気に生活している高齢者はどのくらいいるのでしょうか?
厚生労働省ではこの平均寿命と「健康寿命」の乖離を解消し、医療費の削減とともに国民がより健康的な毎日を過ごせることを目標としています。

◆「平均寿命」ってそもそも何?

通常、「平均」は母集団の合計を頭数で割ったもののことで、相加平均とも言います。
テストの平均点などはこれにあたります。
しかし、これが平均年齢となるとちょっと計算方法が異なることをご存知ない方が多いのではないでしょうか。
平均年齢は、社会・環境情勢が現在と変わりなく続くと仮定した場合、その年に生まれたゼロ歳児の予測される余命のこと。
つまり平成26年度に生まれた赤ちゃんはこれだけ生きられる可能性があるということです。
例えば、江戸時代の平均寿命は30代、明治時代ですら40代だったというデータがありますが、これは乳幼児死亡率が現代より格段に高かったから。 発展途上国の平均寿命が先進国よりも低いのもこのためです。

◆「健康寿命」との違い

一方、最近一般にも知られつつある健康寿命も、同様に0歳児が「健康で自立した生活を送れると期待できる」予測年齢と定義されています。
この健康寿命は平成25年のデータで男性約71歳、女性約74歳という結果が出ており、平均年齢と比較すると男性でだいたい9年、女性に至っては12年という差があることがわかります。
それだけ要支援・要介護状態にある高齢者が多いということですよね。血管障害などによる麻痺や半身不随だけでなく、ロコモティブシンドロームに象徴されるような運動期間の衰えもその原因の一つ。 健康寿命をできるだけ平均寿命に近づけ、国民のQOL(生活の質)を上げることを、近年の医療費の増加とともに国を挙げて改善に取り組んでいます。

◆スマートライフプロジェクトとは

厚生労働省は健康寿命を伸ばし、国民がその生涯の最後まで健やかで楽しい毎日を送れることを目標とした「スマートライフプロジェクト」をスタートさせました。
2014年からはそれまでの適度な運動(毎日プラス10分の運動)、適切な食生活(毎日プラス一皿の野菜)、禁煙(タバコの煙をなくす)に加えて、「健診・検診の受診」を推進し、啓蒙に努めています。
これらのアクションは動脈硬化などの疾患の原因となる生活習慣病の予防・改善だけでなく、メディアや外食産業、企業にも働きかけて将来的には国民全体の運動にすることを目的としています。 いずれも健康で長生きしたいと思うのであれば、実践したいことばかり。
肩肘張らず、いつもより10分長く歩いたり、食事に野菜サラダを一品加えるなど簡単なことから始めてみましょう。それで少しずつでも効果が表れれば、俄然やる気になるというもの。よいスパイラルができ上がるのです。 また、地域の健康セミナーや住民健診も機会があればぜひ受けるようにしてください。
今現在の生活や自分の体の状態を見直すためにも、自分から最初のアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。