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ご長寿県、沖縄の食事には長生きのエッセンスがいっぱい?

長生きのエッセンス
日本の中でも、昔からご長寿が多い県として有名なのが、沖縄です。

特に女性の平均寿命は87.02歳(2013年発表)と、全国平均を上回っています。

最近では長野県に「全国1位」の座を奪われてしまいましたが、それでも沖縄は生活習慣病の患者数も比較的少なく、元気なお年寄りが多いことは確かです。

さまざまな調査によれば、温かい気候はもちろんのこと、沖縄ならではの食生活も大きく関係していると考えられています。

◆豚肉を余すところなく食べる文化

豚肉を余すところなく食べる文化
もともと日本人は肉食をしない国民でしたが、沖縄だけは違います。昔から豚肉を食べる習慣が根付いており、これが健康につながっていると推測されるのです。

一般的に「動物性脂肪は良くない!」と批判されがちですが、実は一概にそうとは言えません。日本の平均寿命がここまで伸びたのは、戦後のこと。つまりお肉を食べるようになり、栄養状態が良くなったからとも考えられるのです。

特に豚肉は良質なタンパク質が豊富であると同時に、ビタミンB1の含有量が牛肉の約10倍となっています。ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーとして取り込む際に必要なビタミンですので、炭水化物を食べてもビタミンB1が不足していると、うまくエネルギーに変換できません。

また豚肉の脂肪には、コレステロールを下げる「オレイン酸」なども多く含まれ、動脈硬化の予防としても最適の食材なのです。ちなみにビタミンB1の吸収率を上げるには、タマネギやニラ、ニンニクといった「アリシン」を含む食べ物と一緒にとるのがおすすめです。

沖縄では豚をまるごと食べる習慣があり、しかも調理中に浮いた脂身は取り除くため、結果的にヘルシーといえそうです。

◆塩分ひかえめの食生活

さらに沖縄県は、塩分の摂取量が日本一少ないといわれます。温かい気候のおかげで、漬物のような保存食を作る習慣がないためです。

塩分のとりすぎは高血圧や脳卒中、胃がんのリスクを高めます。実際、2013年現在「平均寿命全国第1位」に輝いている長野県では、野沢菜などの漬物が有名ですが、県をあげて「塩分量の低下」に励んだことが実を結んだのではないかといわれています。

また沖縄では、白砂糖ではなくミネラル豊富な黒糖を使うこと、もずくやアオサなどの海藻類をよく食べること、島の緑黄色野菜をたっぷり食べることなども、健康で長生きする秘訣といえそうです。

もちろん、年中温かいため戸外での仕事や活動が多いことも無関係ではないでしょう。特に沖縄の高齢者は、実に7割以上が農業に従事しています。

そして、沖縄の高齢者たちは食べ物のことを「ヌチグスイ(命の薬)」と呼び、ありがたいものとして感謝しながらいただくという習慣が根付いています。

よく動き、土地で取れる食材や豚肉を感謝しながら食べ、塩分量を控える…これが沖縄スタイルの「長生きの秘訣」かもしれませんね。

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