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カスピ海ヨーグルトの発祥地、長寿のコーカサス地方

カスピ海ヨーグルト
世界の中でも長寿の人が多いことで有名な地域の1つが、
「コーカサス地方」です。


旧ソ連の南部に位置する、カスピ海と黒海にはさまれた
地域の総称で、中でもカスピ海ヨーグルト発祥地といわれる
「グルジア」が長寿国として有名です。


◆コーカサス地方の食生活

コーカサス地方の食生活
グルジアには長生きのお年寄りが多く、しかも元気に働いているといわれています。特に100歳を越えるご長寿の多くが、山間部の村に住んでいるようです。100歳を過ぎても馬を乗りこなす老人もいるのだとか。

そんな彼らが日常的に食べている穀類は、精白されていない穀物で作ったパンやナンです。とうもろこしの粉で作った薄焼きパン「ムチャージ」や、粗挽きとうもろこしのおかゆ「ママルイガ」などが主食として食べられています。

たしかに未精白の穀類には、ビタミンや食物繊維、タンパク質や必須脂肪酸など、精白済みの穀類には不足している栄養素が詰まっているといわれます。しかし近年は海外から安い小麦粉を手に入れられるようになったことから、コーカサス地方でも精白済みの小麦粉を使う人たちが増えてしまったそうです。

さらに野菜ですが、自生している野草を生の状態で食べることが多いようです。生野菜は酵素をそのまま補給でき、便通も良くなるため健康には非常に良いことが分かっています。

タンパク質源としては、発酵乳やチーズ、豆製品、川魚などがあります。また肉類も、鶏と豚の余分な脂肪を取り除いて食べているようです。

特に発酵乳の中でも、グルジアの人々が日常的に食しているヨーグルトが長寿の秘密として注目され、分析のために研究者が日本に持ち帰ったものが「カスピ海ヨーグルト」です。

◆カスピ海ヨーグルトのさまざまな効用

牛乳を使って、自宅で簡単に増やせるとして人気のカスピ海ヨーグルトには、「クレモリス菌」という乳酸菌が含まれています。クレモリス菌は生きたまま人間の腸内に届く、いわゆる「プロバイオティクス」としてはたらく乳酸菌です。

腸内環境を良くするほか、アトピー性皮膚炎の改善や、コレステロール値の低下、血糖値の低下といった作用も報告されており、画期的な健康食品として今なお多くの人に愛用されているのです。
また冬場は、インフルエンザの重症化を防いだり、予防接種でできた抗体を強くしたりする効果もあるとして注目を集めています。

そんなコーカサス地方では、お年寄りが大切にされ、周りから大変尊敬されているのも特徴です。家族の絆も強いため、日本のような「孤独死」とはおそらく無縁なのでしょう。
また睡眠時間が長く、早寝早起きの規則正しい生活をしているようです。

ちなみにコーカサスのご長寿は、生涯タバコを吸う人も多いといわれ、この事実をもって喫煙の効用を訴える愛煙家の人たちもいます。実際、一部の医師も「ストレスをためるぐらいなら、タバコも酒も楽しめばいい」と主張しており、この件に関しては賛成派と反対派で意見が真っ向から対立しているようです。

カスピ海ヨーグルト健康効果→