HOME < 日本の長寿県

長野県が長寿日本一なのは馬肉のおかげというのは本当でしょうか?

男性80.88才、女性87.18才と、長野県は日本でもっとも長寿の県です。長野の長寿の秘密は、県を上げての減塩運動や他県に比べて野菜の摂取量が多いことなどが上げられますが、動物性たんぱくの摂り方に秘訣が隠されているとも言われています。イナゴやザザムシなどの虫を食べる食習慣と「馬肉」「馬刺し」を食べる習慣があることが、長寿の大きな要因だというのです。

人間は野菜だけではエネルギーに乏しくなります。菜食主義・ベジタリアンという生き方もありますが、ベジタリアンが長寿だという話はありません。エネルギーの源となる動物性たんぱくもある程度取り入れなければ、健康長寿は実現できないのではないでしょうか? ヘルシーな食肉と言われる馬肉に、健康長寿の効果があるのは理解できるにしても、長野に「馬肉」のイメージはあまり強くはありません。長野はそんなに馬肉を食べる県なのでしょうか?

◆意外なことに、長野は馬肉をたくさん食べる県なのです

「馬肉」といえば、よく知られているのは熊本です。馬肉生産量第1位は熊本で、国内生産のおよそ45%を占めています。生産量で第5位の長野県は4%ほどでしかなく、「馬肉の街」のイメージはあまり強くはありません。

実は、生産量はそれほどでもないにもかかわらず、消費量では長野は熊本に次いで第2位。国内消費のおよそ3割を食べています。熊本は観光客のお土産としての消費も多いので、実際に食べる量としては長野の方が多い可能性もあるのです。

◆馬肉の何が体に良いのでしょうか?

馬肉のカロリーは牛肉の3分の1、豚肉の半分です。脂質も牛や豚の8分の1程度に過ぎず、低カロリー高たんぱくな健康的食材。さらに、馬肉の赤身には、牛や豚の2倍~3倍の鉄分が含まれ、血液を良化し貧血を予防してくれます。ビタミンやカルシウムなども豊富に含み、リノール酸も豊富なため、コレステロール値を下げたり血液の流れを良くして、脳卒中などの予防効果もあると言われます。

馬肉の本場熊本はどうかといえば、男性の寿命は80.29才、女性は86.98才と、どちらも全国第4位。長野には及ばないながらも、やはり長寿です。馬肉には成人病などの予防効果があり、健康長寿の食材と言えそうです。

長野県は馬肉の生産量はそれほど多くはないものの、食習慣に馬肉が定着していて、消費量は熊本と匹敵するほど。低カロリーで栄養素も豊富な馬肉を多く食していることが、長野の長寿日本一と関係がありそうです。健康長寿を目指す人は、長野にならって馬肉や馬刺しを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか? 熊本などの名産地から、通販でも購入できますよ。