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陸上で!水泳で!驚異の100歳アスリートたち

日本には105歳の現役アスリートにして世界記録保持者・宮崎秀吉さんがいますが、世界には他にも驚きの高齢者がたくさんいます。
中でも有名になのは100歳にしてフルマラソンを完走したファウジャ・シンさん、水泳では100歳で1500メートルを完泳した日本の長岡三重子さん、この二人ではないでしょうか。

◆世界が驚いた100歳のマラソンランナー

2011年、カナダ・トロントで開催されたマラソン大会で、100歳になる男性ランナーがフルマラソンを完走し、大きな話題となりました。
イギリス系インド人のファウジャ・シンさんの公式記録は8時間25分16秒。参加者中最下位に近かったそうですが、人類初めての偉業に沿道の人々は称賛の拍手を送ったそうです。
シンさんが走り始めたのはなんと89歳の時。日本の宮崎さんも90歳を過ぎて陸上競技を始めたことと考え合わせると、本当に始めるのに年齢は関係ないのだなと思わせられますね。 妻と息子を亡くし、一人寂しく故郷のインドで暮らしていたシンさんですが、転機は他の息子と暮らすために移住したイギリスで訪れました。
同じシーク教徒のマラソンランナーに勧められて、それまでまったく経験のなかった「走ること」を始めたのです。2003年に出場したフルマラソンでは5時間40分で90歳以上の世界記録を樹立。その他1000~5000メートルの8つの種目で100歳の記録をすべて塗り替えています。
2013年、102歳になるのを機に現役を引退したものの、走ることはやめないと明言しており、健康の秘訣は毎日16kmのランニング、菜食主義、ストレスフリーの生活だとか。
ちなみに、シンさんのパスポートには1911年4月1日生まれと記載されていますが、実はこれは正しいかどうかわかりません。インドにはこの日より前の公式な記録が残っていないからです。つまり、もっと高齢である可能性もあるということですね。

◆あの前畑秀子と同い年!驚異の高齢スイマー

一方、水の世界での偉人は日本人女性・長岡三重子さん。
2015年4月、日本マスターズ水泳短水路(25メートル)大会・女子1500メートル自由形に出場し、40~70代の選手にまじって堂々の完泳を成し遂げました。 記録は1時間15分54秒39。
この記録は100~104歳の最高記録として国際水泳連盟(FINA)に申請されます。
長岡さんにとってはなんと25種目目の世界記録だとか。まさにスーパーおばあちゃんですが、写真を見るととてもそんな御年には感じられません。「おばあちゃん」と呼ぶのがはばかられるほどの若々しさです。 長岡さんは1936年のベルリンオリンピック・平泳ぎ200メートルで金メダルを獲得した前畑秀子と同じ1914年生まれ。
膝のリハビリのために、80歳で水泳を始めました。
最初はほとんど泳げなかったそうですが、「始めたことはとことんやる性分」で熱心に練習に励み、国内外のマスターズ水泳大会に出場しては数々の記録を打ち立ててきたそうです。
実は長水路(50メートル)の1500メートルでは前年既に完泳を果たしているのですが、短水路はターンが多くなるため体への負担が大きく、これが3度目の挑戦。
過去、途中棄権した悔しさをばねにトレーニングを重ねた結果が今回の快挙に繋がりました。
本人は「105歳まで泳ぎたい」とまだまだ意気盛ん。
頼もしい人生の先輩たちの姿には、勇気づけられますよね。